5月1日はメーデーです。メーデーの意味や由来、イベントの詳細をご紹介します。
メーデー(国際労働者の日)とは
メーデーとは簡単にいうと、労働者の祭典のことです。
国際的に5月1日は「労働者の日」とされています。
本来のメーデーは「may day(5月祭り)」を意味していました。
メーデー(5月祭り)は、古くからヨーロッパで「夏の訪れを祝う日」とされており、祝日とされてきました。
その一方で、旧東側諸国などにおいては、労働者たちが統一して権利要求とそれに伴う行進などの活動を取り行う日としている国もありました。
メーデー以外にも、「労働(者)の日」(Labour Day)と呼ぶ国もあります。
日本のメーデーの歴史
日本では、1905年に平民社主催の茶話会という形で労働者の集まりが開かれ、これが先駆けといわれています。
戦後恐慌時の1920年5月2日日曜日、第1回のメーデーが上野公園で行われました。約1万人の労働者が集まり、労働条件の改善を訴えました。
連合、全労連、全労協のメーデーは、いずれも1920年を第一回とカウントしており、今年2020年は日本でメーデーが開かれてから100年目の節目の年と言われています。
メーデーって何するの?
労働者同士が集まり、自分たちの労働条件やその環境の改善などについて訴える日ですので、特に労働組合などが、このメーデーに合わせて、イベントや集会などを行うことが多いです。
ヨーロッパを中心に「労働者の日」であるメーデーですが、日本でも労働者の日として普及しており、5月1日に合わせたイベントなどが行われます。
2020年今年のメーデーイベント中止に
今年のメーデーイベントは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中止になりました。
▼連合メーデー中央大会のデモ行進中止
連合 メーデー 中央大会もデモ行進も中止に | NHKニュース
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、連合はことしのメーデー中央大会では大規模集会を中止することを決めました。ことしは日本でメーデーが開かれてから100年の節目ですが、異例の対応となりました。 連合は毎年春に各地でメーデーの大会を行っていて、都内ではおよそ4万人が参加する中央大会を開いています。 ...
連合のメーデー中央大会、ウェブ配信に変更 : 国内 : ニュース
連合は25日、4月29日に代々木公園(東京)で予定していたメーデー中央大会をウェブ配信に変更すると発表した。例年は3万~4万人の労働組合員が集結するが、今回は執行部が同公園から配信作業にあたる。中央大会は過去に90回の歴史があり、集会を取りやめるのは初めて。 ...
メーデー今年のメッセージ
▼フランスマクロン大統領のメーデーに関するメッセージ
※メーデーの5月1日は、すずらんの日でもあります。
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